Campaign Info

ジャパンクオリティは衰退しました

特に工業製品製造分野において他国の追随を許さないことに定評のあった「日本製クオリティ」がじわじわと下がりつつあるという噂がまことしやかにささやかれいるとかそうでないとか。値段が高くても日本製製品の品質がウリのメイドインジャパンですが、昨今は少しずつそのシェアとクオリティに疑問符がつくようになってきた…と言う話。

工場系業務に従事していた中の人の感想を踏まえていえば、工業製品を構成する部品の多くは輸入部品で構成されていることが多く、輸入先の生産事情やクオリティによって総合的な製品クオリティは結構変動している様子。国内に届いた製品の加工組立における品質は非常に厳重な管理によって高品質を維持しているわけですが、その加工生産ラインに届いた部品類が不具合でトラブル…と言うケースが後を絶たず、結果的に総合品質レベルが揺らぎつつある…という状況になりつつある現状があったりします。純度100%の日本製製品というのは実はあまりないのかもしれません。

AD Link

わかりやすい事例を挙げるとなるとかなり迷ってしまうのですが、「自動車産業」あたりが一番わかりやすい例かもしれません。自動車産業が劇的に進化し、他国製の追随を許さなくなってきたのは「国内生産と国内物流による連携生産の確立」が大きいと思われます。高度経済成長期に寄与した要因のひとつは「高品質の追求」「効率生産の確立」、当時の為替レートなどの「経済的背景」が密接に関わって出来た偶発的なチャンスだったように思っています。結果からいえば当時の日本産業はそのビッグウェーブに乗ることに成功し、他国から経済的な反発を得るほどにまでのクオリティの高い製品を送り出してきたのです。自動車産業に関していえば、輸出時に高い関税が掛けられるなどの貿易摩擦を生み出したくらい他国製品を圧倒したという事例がありました。

ただ、世界レベルで経済に暗雲が立ちこめてきた21世紀時代の現在、当然のように日本経済も先行き不安にあおられるようになり、国内生産の多くは海外拠点を挟んだ委託生産や部品輸入などに依存を余儀なくされるというシナリオを歩んでいくことになります。その背景の一端は円高が握っているといわれていますが、国内人件費の高騰はやはり大きな理由になってしまったと思います。他にも複数の理由が複雑に絡み合ってできあがってしまった現在の不況スパイラルですが、100年以上続いた資本主義経済社会の仕組みそのものにある種の限界が来ているのかもしれません。そこには一考の研究余地がありそうです。

話をもどして「ジャパンクオリティの衰退」ですが、半既製品の海外部品を中心に構成された自動車の「部品によるリコール」が昨今相次いでいるように見受けられます。厳密に言えば国内メーカーの関与外の部分になるのですが、国内メーカーが発注して国内メーカー商品の部品として組み込んだ場合となると、そのリコール等は「国内メーカーの信用問題」になってしまいます。ある意味、日本の変態的…異様な<までのクオリティ追求心は海外の生産に関わる人には理解できない部分が多いという話を聞いたことがあり、安いからという理由で海外発注したら「安かろう悪かろうが製品になって帰ってきた」…という事例がここに来てかなり発生している模様。

ここに来てわかったのは、海外発注をはさんでいる都合上「日本国内のマニュアルだけでは目標とするクオリティが出せない」という現在の生産環境の現実だったりするわけで。今からはもう経済的な理由などから完全国内生産にシフトできるモノというのはほとんど余地のない状況で、原資となる原材料や資源の輸入などもそんなに良い状況には持って行けない状況。そして、安さを追求するがために人件費には特にメスが入れられ、国内生産は機械化かダンピングされた労働力にシフトされていくという現実が容易に想像出来る未来。国内生産現場は結構やばい状況下で回っているのである。

「日本製の品質」を握っているところが変わってきている昨今、「ジャパンクオリティの明日はどっちだ!」ってなってる昨今の生産現場の現実。私たちに出来ることは何か、「どうすれば日本を豊かにする日本製品を世界に送り出せるか」について考える時期が来ているように思います。

関連記事

コメント

コメントを残す

Secret


スポンサーリンク

プロフィール

彼方みこ

Author:彼方みこ

What is Scahcheck ?

Scancheckは、日々のニュースや話題などについての感想や考察を綴っていくというコンセプトのニュース観測ブログです。気になった話題や情報について、中の人の思ったことをストレートに書き綴っていくスタイルの感想系ニュースブログです。

最新記事

AD Link