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平成の大派遣時代の終焉に寄せて

非正規労働者の人口が増え続けている現状を抱えつつも、労働力人口が足りていないという現実について矛盾を感じる機会はずいぶんと増えたように思います。これから超高齢化社会を迎えるに当たって労働力人口は確実に右下がり時代に突入するわけですが、現在の労働事情については非常に悲観的な意見を持たざるを得ない状況に陥っているように思います。移民施策を講じるなどと言った方針が議論されているようですが、そもそもの解決策には結びつかないのではないか…それ以前に弊害の方が多いのではないか、などの意見が錯綜しています。

現実問題として労働事情の改善については絶望的な状況が続いており、今後もその状況に大きな変更は無いものと思われます。労働力不足に伴う経済成長の鈍化、所得収入の低下に伴う税収の低下、ひいては増税の連鎖に伴う消費の著しい停滞など…ネガティブな要素のほうが確実に多いという現実を抱えている昨今、派遣時代になにをミスしたのかという事の方が問われるべきことなのではないかと思わずにはいられません。願わくば次の世代には多少なりとも希望的要因を準備しておきたいところですが…世間に吹く風はどこへやら、次の世代に更なるツケを計上しようとしている印象が拭えない状況が引き続き続く様相を晒しています。

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時代の潮流に合わせて労働事情は劇的に変化していった…というのは共通認識でしょうが、日本に於けるその展望と展開は「都合主義に沿った」労働事情の展開であったと認識しています。人材をコストと見做し見限り続けた結果がこの事態であり、本来投資に値すべき成長期待層にビタ一文支払わずに即戦力のみをひたすら要求し続けてきた結果が現在の状況生成の根源であり、人材の慢性的適性不足と人材の低品質化を招いた結果が労働所得格差であり、国が後押し仕手でも欲しがった人材はことごとく海外に流出し成長要素を片っ端から放出するに至った…結局のところ、派遣社会を立ち上げてみた結果が優良人材の放出劇であり、国内人事の軽視時代の始まりだったようにも思えてきます。限りなく追求したコストカット事情は、日本国内の総合的な生産力までカットしてしまった…というのは皮肉すぎる結果ではないかと思う次第。

これを海外からの労働者受け入れで解消出来るかどうかは想像に難くなく無理ゲーという話であり、多くの副産物的な問題ばかりを内包している重大な事案であり、コストカットの代償と受け止めるのですが…世間の企業運営者の思考はどこ吹く風という感じなのかもしれません。そして、このような潮流が出来上がってしまった現在となっては、本来投資してでも育成するべきだと考える国内人事の事情は右下がり的に悪化の一途を辿る未来のみを残すばかりであり、本来求めるべき国内人材の枯渇にも繋がるのではないかという懸念を払拭出来ない状況に陥っているのでは無いでしょうか?

国の決断には異論多き状況ではありますが、それを法案に出し強硬な手段でもってでも可決に至らしめたのは間違いなく現状の労働事情であり、会社経営のトップの望んだニーズでもあるのは…やはり間違いない部分であり、否定の難しい部分であると認識しています。日本の雇用事情は無茶苦茶な人材の酷使を強いてきたのではないか…という思いも、今となっては過去の与太話。日本の暗刻雇用時代はいよいよ深淵の闇へと突入を開始し、近代稀に見る暗刻労働時代を構築するのではないか…というブラックな話題で持ちきりになっています。

日本は近隣諸国に投資名目のカネをばらまいた…だけでなく、近隣諸国以外にも人材という「財産」をばらまいたのかもしれません。今となっては取り戻すに困窮する重要度の高い資産だったのかもしれませんが、もう過去の話になってしまいました。日本の切り売りの現状はこの先どうなるのか? 少なくとも今からでもしなくてはならないのは、母数が限られてきた若年層へ対する教育と投資であることは間違い無いはずだけれど…誰がどう実行に移すのか? という問題が敷き詰められており、日本の「人材再起」が望まれる時代に逸材捜しが急務になっている様子。もう猶予期間はまったく無い。

 

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