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プロブロガーの終焉と転換に寄せて

アルファブロガーやプロブロガーと呼ばれる「ブログ界隈を牽引してきた人々」「引退宣言」が局地的に話題になっていますが、そもそもブログ飯できる人たちとはなんだったのかという話に発展してきて興味深い話を展開しています。多くのブログ・ブログライターはそれぞれの発信ベクトルでもってブログの発信を行い、平行して「収益化を成功させてきた」執筆者という認識です。その万単位や億単位のページビューのブログ影響力を以てしても「単独収入源としての限界を見せつけられた」という話も聞いたりしましたが、そもそも情報メディアとして色々なことを実施していくには相応に時間と予算を必要とするわけで…私の中では「収益性と発信ベクトルのジレンマ」があると考えており、おおよそ現在のオールドメディアが抱える収益モデルの変化過渡期に差し掛かったのではないか…と考えています。単純に面白い・興味関心指数の高い情報の発信だけでは収益化までのプロセスに至らないという問題を広く抱えてしまった状態であり、いわば「停滞期」だと考えているのですが…現実問題はどうなんでしょうか?

ブログが一般化するまでの時間軸上では通信帯域の増強を中心に環境改善が図られ、おおよそ機能的な不具合の多くが解決へと運んでいったと言われています。また、メインストリーム上にのし上がってきたワードプレスの頻繁なアップデートによって、多くの機能的なオプションが追加されたと言われています。多くの執筆者は書くことに集中できる環境が予め揃っている状態でブログをはじめられたはずで、おおよそ執筆と一定量のSEOでもって一定量のページビューはたたき出せるようになった…といわれているのですが、多くのブログ執筆者は月間1000円の収益化もままならない状態だと言われています。

年々収益化が難しくなるブログ界隈に疲れたのか? それともマンネリ化によるジレンマか? 思う部分も色々あり、興味の尽きない部分です。

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おおよそブログの収益化モデルの建造を担ってきたのはアフィリエイトだと言われていますが、ASPを介する現在一般的なアフィリエイトモデルの限界値が見えてきたから…というのがわりと多数の意見として見られました。単価も年々下がっている現状もあるのですが、ブログ界隈には「広告素材による収益モデルの建設」の裏で「広告素材の排除傾向」が見え隠れするという矛盾を抱えており、その広告排除傾向は現在も健在という良くわからないジレンマがあったりする…というのもかなり興味を引きました。初期のアフィリエイトリンクは通信リソースの重荷になっていた部分でもあり、頑強でなかった当時のサーバーには過負荷を引き起こす要因として敬遠材料でもあった…というのは、かつて色々携わっていたこともあり認識していました。そのため、当時はブラウザ拡張の「広告ブロック機能」がかなり重宝された時期がありました。おおよそ10年くらい前のアフィリエイトは忌避要素のひとつであったと認識しています。

アフィリエイトの初期の問題であった通信環境事情は時間の経過と共に改善ルートに乗りつつありましたが、改善されたリソースの余裕はスクリプトなどによるポップアップ広告に回されるという事態が発生するようになり、そのあたりからより強く忌避される材料になっていったように思います。セキュリティの観点からもポップアップ広告は早くから問題視され、セキュリティソフトには広告ブロック機能が一部で実装されるようになり…そのあたりから、アフィリエイトが機能面で問題視される事態も発生し物議を醸し出しました。スマホ時代に突入した昨今はようやくレスポンシブ広告モジュールなどが一般化しポップアップ広告のある程度を駆逐するに至ったものの、昨今のアフィリエイトというイメージは随分不毛なものになってしまいました。

ブログのアプローチもにシフトしていき、その課程に於いて過度の広告モジュールが展開されるようになり…その属性がソーシャルメディアからプロモーションメディアにシフトが進んでいったのもあるんじゃないかと推測しています。プロモーションメディアに転換してしまうと「スポンサーありき」の記事がどうしても増えてしまい、本来の目標ベクトルに沿わない記事も増えてしまう…というところで書き手のジレンマも増えたりしたのかもしれません。

おおよそこれからのブログは「収益モデルありき」でありながら「アフィリエイト属性の比較的弱い」ブログが求められる潮流になるのではないかと予想しています。物販などの一部の属性では引き続きアフィリエイトによる広告牽引型モデルが優位性ある情報源として機能するのでしょうが、おおよそそれ以外のジャンルの広告は縮小傾向を強めるのではないかという話。トレンドで説明するのであれば「Amazon一強時代」がしばらく続くという予想で、一般的にASPを介するタイプのアフィリエイトは大幅に縮小もしくは撤退になるのではないか? …と。

話を戻して「ブログ飯終了のお知らせ」は続くのかどうかという話…少なくとも「アフィリエイトのみの収益化」はおおよそ無理ゲーの域に突入したのではないかというところだと考えています。機能的ないし対費用効果での問題などの細かい部分には触れませんが、おおよそ広告効果を一定量得た時点で多くのECサイトは撤退するものと考えています。恒常的にアフィリエイトサービスを展開できるのは恒常的にサービス自社維持が出来るECサイトに限定されることになり、結果としてAmazonクラスの巨大システムを自力維持できるECのみがその恩恵を得られる…という図式。Amazonの報酬率はひっそりと下げられていたり個単位の上限設定があったりでわりと低単価という闇があり…そこまで計算できないとアフィリエイトサービスを準備できないという裏付け部分でもあったりして色々興味深い反面、末端の広告をリンクする側としては…結構ツラい。

並列していろいろと準備できるエネルギーが不足に転じてきたブロガーの一部がブログからの撤退や方向転換を宣言している…と考えてみると、いくつかの話の疑問のピースがハマる。そろそろブログメディアの「在り方」の根底が大型アップデート期を迎えつつある、と考えるのが良いかも。それを考えると、5年や10年やそれ以上を牽引してきたアルファ世代が転換期を想定してシフトを変えてきただけなのかもしれませんが…そもそもロングテールの末端部分までもが機能するというブログメディア界隈の特殊性を考えれば、大きなひとつの目標を小さな複数の目標に切り替えただけ…なのかもしれません。ただ、2000年頃からブログを書き続け牽引してきた世代はそろそろ20年目というかなり大きな節目に遭遇するわけで…それは俯瞰視点を高くすれば単純に「人生ロードマップの変化点」への到達なのかもしれません。はっきり言えるのは、ブログの収益化はゴールではなく通過点のひとつであり、その先の展望があやふやな執筆陣は…やはり転落ルートに乗せられてしまうのかなっていう話。

 

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